Delphi / C++Builder向けWeb APIプラットフォーム
RAD Serverは、サービスベースのアプリケーションを迅速に構築・実装するためのアプリケーション基盤を提供します。RAD Serverを用いれば、REST/JSON(またはXML)を用いたWeb APIを容易に実装可能。APIのパブリッシング、接続するユーザーやデバイスの管理、APIアクセス分析、FireDACによるエンタープライズデータへのアクセスなど、強力な機能を活用できます。RAD Serverでは、ユーザー認証、プッシュ通知、位置情報、データストレージといったサービスも利用できます。
ホワイトペーパー
「企業システムをモバイルに拡張するためのアプリケーションプラットフォーム」
従来の企業システムをモバイル対応させる際に必要となるアプリケーションプラットフォームについて考察し、その解決策のひとつとしてRAD Serverを検討します。 ダウンロード(要登録)

主な機能
RAD Serverは、RAD Studio、Delphi、C++BuilderによってWeb APIを実装できます。
アクセス制御
グループおよびユーザーレベルのアクセスを設定可能。すべてのアプリケーションAPIへのアクセス制御が可能
API 分析
すべてのREST APIエンドポイントアクティビティは記録され、統計/分析が可能
デスクトップ、モバイル、Webクライアントアプリをサポート
DelphiおよびC++のコードをRAD Serverに配置し、マルチプラットフォーム向けの任意のクライアントアプリケーション向けにREST/JSON APIエンドポイントを自動生成
エンタープライズデータ
Oracle、DB2、Microsoft SQL Server、InterBase、Informix、MySQL Serverなど、主要なエンタープライズRDBMSサーバーに接続できるハイパフォーマンスデータアクセス機能を搭載
IoTスマートデバイスへの接続性
RAD StudioのIoTコンポーネントを用いることで、IoTスマートデバイスをアプリケーションサービスに迅速かつ容易に統合可能
クラウドサービス
Google、Amazonなどさまざまなクラウドサービス、ソーシャルサービス、BaaSプラットフォームをRESTクラウドサービスへ容易に統合
プッシュ通知
Apple Push Notification Service(APNs)とFirebase Cloud Messaging(FCM)によるプッシュ通知をサポート
ビルトイン・セキュア・データストア
データベースサーバーを別途用意することなく、JSONデータの保管、取り出しが可能なビルトインAPIを利用可能
ユーザー位置情報/近接検知
RAD Serverでは、ユーザーの動きを屋内/屋外の双方でトレースできるアプリケーションの構築をサポート。RAD StudioのGPSセンサー、ビーコン、Beacon Fenceテクノロジーを活用し、近接検知やゾーンへの入出を管理する機能を実装可能
WindowsおよびLinuxで動作
RAD Serverソリューションは、Windows上のIISおよびApache、Linux上のApache(Delphiのみ)での実行をサポート
マルチテナントサポート
単一のRAD Serverインスタンスと単一のRAD Serverデータベースコネクションで、複数の独立したテナントをサポート可能。各テナントは、ユーザー、グループをはじめとするデータを含むユニークなRAD Serverリソースを保持
ActiveDirectoryサポート
RAD ServerユーザーアカウントをActiveDirectoryユーザーと同期させるサンプルを同梱
Swagger Open APIドキュメント
YAMLやJSONといったメタデータ言語からRAD Serverに実装したREST APIのリファレンスとなるAPIのドキュメントをすばやく生成
コード不要のインスタントAPI
ビルトインウィザードにより、データベーステーブルにアクセスし、ページングやソート機能を持つクエリーのエンドポイントをすばやく生成
Dockerサポート
Linux上のRAD Serverのプリビルド/カスタムDockerイメージをDocker Hubで提供。AWS、Google Gloud、Azure、オンプレミスのLinux環境への配置をサポート
多層開発を容易に
Delphi同様の使いやすさを誇る、多層アプリケーション向けバックエンドがついに登場
RAD Serverが登場するまでは、開発者は、 DataSnapといったサーバーツールキットを用いてバックエンドDelphi / C++Builderアプリケーションサーバーをカスタマイズしてきました。しかし、提供される多層開発用の基本的サーバー構成要素は僅かで、実装の大半は開発者に委ねられていました。RAD Serverの導入により、開発者は、Delphi / C++ ビジネスロジックメソッドを RAD Serverにロードし、ユーザーを追加するだけで済むようになりました。これだけの操作でREST/JSONエンドポイントが自動的に作成、管理され、アクセス制御が行われます。データストレージにはビルトインRDBMS、あるいは任意のエンタープライズRDBMSやクラウドサービスを用いることができます。ユーザーの位置トラッキング、通知のプッシュも可能。IoTデバイスとの統合も可能です。RAD Serverはオンプレミス、クラウドのいずれでも展開可能。これまでになくシンプルかつ強力、すぐに使え、かつ柔軟な多層開発環境です。
RAD Serverでは、REST / JSONエンドポイントが自動作成され、管理、アクセス制御も行われます。組み込みデータストレージに加え、主要なエンタープライズRDBMSやクラウドサービスにも容易に接続可能。ユーザー位置のトラッキングやプッシュ通知もサポート。スマートIoTデバイスとの統合もサポートしています。RAD Serverはオンプレミス、クラウドのいずれでも稼働可能。コンポーネントベースのRADアプローチにより、従来になくシンプルかつ強力、柔軟な多層ソリューションを提供します。

REST エンドポイントパブリッシング
簡便な REST API エンドポイントの作成、パブリッシング、管理
RAD Serverでは、Delphi / C++によるビジネスロジックからREST/JSON APIの自動パブリッシングをサポートしています。Delphi / C++のロジックをREST/JSONエンドポイントとして公開してしまえば、デスクトップ、モバイル、ウェアラブルデバイス、主要なJavaScript Webフレームワークを通じて、これらのAPIを利用できます。

統合ミドルウェア
データ、クラウド、スマートデバイスとの高性能統合
RAD Serverには、外部のサーバー、アプリケーション、データベース、スマートデバイス、クラウドサービス、他のプラットフォームと接続できる、すぐに使える複数の統合ミドルウェアが用意されています。

アプリケーションサービス
ビルトインコアサービスによりアプリケーションを強化
ユーザー・ディレクトリ・サービス、認証、アクセス制御、プッシュ通知、JSONデータストレージ、ユーザー位置のトラッキング、ビーコンの近接検知などのコアサービスにより、サーバーアプリケーションの機能をパワーアップできます。

RAD Serverの評価
RAD Serverをテスト目的で利用できる開発ライセンス(5ユーザーによるアクセスが可能)は、RAD Studio 30日無料トライアル版に含まれています。
RAD ServerのRESTエンドポイント、位置トラッキング、IoTエッジウェア機能を用いて開発、テストするには、RAD Studio、Delphi 、C++Builder 10.1 Berlin以降バージョンのEnterpriseまたはArchitect版以上が必要です。
RAD Studio / Delphi / C++BuilderでRAD Serverを利用しよう
RAD Serverのトライアル版はRAD Studioのトライアル版に含まれます
RAD Studio / Delphi / C++Builder 10.2 Release 2から、EnterpriseおよびArchitect版に、RAD Server の配置ライセンスが含まれるようになりました。開発ツールを購入した企業内で、RAD Serverにより構築されたアプリケーションを稼働させる場合には、これらのライセンスを利用することができます。
- Enterprise版には、RAD Serverのシングルサイトライセンスが含まれます。
- RAD Studio / Delphi / C++Builder Architectには、RAD Serverのマルチサイトライセンスが含まれます(バージョン10.2.3から、有効なアップデートサブスクリプションに加入しているArchitect版ユーザーの方も利用可能になりました)。
RESTエンドポイント、位置トラッキング、IoTエッジウェア機能を用いて開発、テストするには、RAD Studio、Delphi、C++Builder 10.1 Berlin以降バージョンのEnterpriseまたはArchitect版以上が必要です。
RAD Serverの導入
使いやすい!リーズナブルな価格
RAD Serverによるシステム開発には、RAD Studio、Delphi、C++BuilderのEnterpriseまたはArchitect版が必要です
RAD Server向けの開発を自社システム向けに構築する場合には、Enterprise版以上に含まれるRAD Serverライセンスをご利用ください。
他のお客様向けにRAD Serverを使用したシステムを構築する場合は、RAD Serverライセンスを別途購入する形態が適切な場合があります。
詳細はお問い合わせください。